頭痛について
皆様おはようございます。
先日のブログで発信させて頂いた通り、
うめもとクリニック初の勉強会は頭痛の予防薬でした。
当院では頭痛を主訴にご来院される方々もとても多くいらっしゃいます。
頭痛は日常生活でよく経験する症状で、
一生のうち頭痛を経験したことのない方は1割未満とまで言われるほどありふれた症状です。
風邪を引いたとき、二日酔の他、かき氷を急いで食べたときなどもき~んときますね。
私たちは常に頭痛と隣り合わせの生活をしているとも言えます。
頭が痛いと脳の重大な病気ではないかと心配になりますよね。
実は私も時々片頭痛と思われる頭痛を感じることがあり、脳神経内科を専門にしていても些か気になります。
ですので、頭痛で来院される患者さんのご心配がよく分かります。
心配の無い頭痛であるときにはできるだけご安心頂けるようなお声かけを心がけております。
希にすぐに治療を要する頭痛のことがありますので、
必要に応じて頭部CT検査や頭部MRI検査などの画像検査をお勧めしております。
問診や神経学的診察などから
画像検査の必要な方とそうではない方をしっかり見極めることも脳神経内科医の役割ですので、
日々研鑽し、精進して参りたいと思います。
実際、頭痛以外に特に大きな症状のない方が大多数を占めており、一次頭痛とも呼ばれます。
片頭痛や緊張型頭痛など耳にしたことがあるかもしれませんが、
市販薬の使い過ぎによる薬物乱用頭痛の方も一定おられます。
これは、頭痛が患者さんにとってできるだけ避けたい症状であり、
生活に与える影響が大きいことの現れだと考えています。
適切なタイミングで適切なお薬をご使用頂く方法や、
予防薬などを個別の患者様のご状態をみながら相談しています。
ようやく、予防薬の話にたどり着きました。
いつもの頭痛でも、いつもと違う頭痛でも、お気軽にご相談ください。
山下 泰治